美味しんぼといえば、面白いグルメアニメとして大有名な誰もが知っている人気作品だ。
その美味しんぼで圧倒的な存在感を放つ富井副部長。
一見ただのお笑い枠のキャラだと勘違いしてしまいがちだが、実はビジネスマンや上司としてのスペックはかなり高い。
この記事では、アニメ美味しんぼのカリスマキャラである富井副部長について解説します。
まだ見ていない人や、これから配信サービスで視聴する予定がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。
リピート勢の方は、ぜひ富井副部長に再度注目してみましょう。
富井部長はビジネスマンとして実は優秀だった
芸術的なゴマスリと出世術
さすが副部長まで上り詰めただけあって、やはり出世術のスキルも相当なものがある。
天性の才能である世渡り上手な面もあるが、やはりそれだけでは新聞社の副部長までにはなれないだろう。
富井副部長の行動に注目してみる。
社主や上司には、ことごとく過剰なワッショイやヨイショを常に忘れていない。
あからさまなゴマスリのようにみえるが、結果を出している富井副部長を見るとまんざら無意味な行動にはみえない。
また、それを継続して行えることにプライドやビジネスマンとしての意識の高さを感じる。
状況に応じた一流のリアクション
ビジネスシーンにおいては、やはり様々なスキルが必要になってくるのだが、リアクションもまたその一つだ。
アニメ30話の枝豆の回で同僚とアフターファイブ。
黒い枝豆を食べてウマイと感動するあのリアクションは、シンプルながら人を引き付ける魅力がギュウギュウに詰まっている。
難しい食レポがなくても、その枝豆のうまさが存分に伝わってきた。恐ろしいまでに天才的な表現者だと感じた。
もちろん、同僚の前だけではなくクライアントや色々な人の前で、そのリアクションができる富井副部長。
これもまた才能かもしれないが、やはりレベルの高さはホンモノだ。
失敗からの気持ちの切り替えの早さ
どんなに優秀な人材であっても仕事でミスをしてしまうことは当然ある。それは富井副部長でも例外ではない。
シュンとして落ち込んでいると、少し可哀そうな気がしてくるが、実際そう思わせるのも束の間の話。
なぜなら、富井副部長の気持ちの切り替えが神業的にとにかく早いのだ。すぐにいつもの笑顔を取り戻している。
特に、旅先の知恵の回では落ち込みが嘘に感じてしまうぐらいで、気が付けば歌ったり踊ったりしている始末。
ミスを引きづらないその姿勢や常にポジティブな方向に進む思考。ぜひとも、ハートを含め見習いたいものだ。
富井副部長は宴会では部長になる、盛り上げ隊長としての存在感
アニメのエンディングでお茶の間の爆笑をアッサリとかっさらっていく富井副部長だ。
社内行事やアフターでも、その存在感はまさに圧倒的だ。
部下よりも楽しんでいるはしゃぎっぷり、その姿は見ていてとても楽しい気持ちにさせてくれる。
先程、紹介した枝豆の回でみせてくれるダンスは、まさに笑いの神が降臨していると錯覚してしまうほどセンスを感じる。
また、ペンションの名物の回では、谷村部長に運転をさせて山岡さんと盛り上がってしまうほどだ。
ちなみに、このシーンでツボった人はきっと多いことだろう。
理想的な上司かもしれない富井副部長の上司力は高い
実績も十分、情熱みなぎる社員教育
まず富井副部長が上司としていかに有能であるかというまえに、アニメ第1話を思い出しみてほしい。
究極のメニューがスタートする、アニメ美味しんぼにとっては最重要な回だ。
その記念すべき大事な第1話の山岡士郎。
社主の前でも余裕で遅刻をし謝罪の一言すらない。料亭で出された豆腐をラッパ食いし器をぶん投げる。例えアニメのキャラとはいえ、救えないレベルのヤバさだった。
だが、どうだろうか。
アニメの回が増すたびに山岡さんの勤務態度や姿勢の変化がうかがえる。
これは、少なくともアニメのお決まりのシーンである「おきろっ山岡ぁあ」富井副部長の熱血的な指導のおかげではないだろうか。
これぞ、部下の教育面でも結果を出す富井副部長の手腕よ。
愛される上司は、部下からの絶大なるリスペクトを受ける
大のお調子者で、ときにはネチネチしたイヤミッぽさがありイジワルな面もある富井副部長だが、部下からはやはり愛されている。
それは、山岡さんや栗田さんなどの部下たちとランチやアフターファイブに頻繁にでかけていることからもよくわかる。
普通に考えると、嫌われている上司ならこういったシチュエーションが続くことは考えられない。
やはりどこかリスペクトされる部分や愛される魅力があるのだろう。
「もう副部長ったらぁ」今日も耳をすませば、そんな声と笑い声が聞こえてきそうだ。
上司と部下との信頼関係ができている
山岡士郎と栗田ゆう子ペアと富井副部長。
もしかすると、この3人が仕事上の最低限な関係や付き合いだと勘違いしている人がいるかもしれない。
しかし実際のところ、この3人の信頼関係は考えている以上に意外とアツい。
富井シリーズでは人気が高いガムの回では、山岡さんがしっかり答えを出し富井副部長の役に立ってみせる。
富井副部長の人望や人徳があってこそだが、プライベートなことまで親身になって協力してくれる部下は案外いない。
栗田さんのように泣いてくれる部下もそうそういないだろう。
信頼関係がある上司と部下の関係、何とも美しくすばらしい。
気づけばいる!接待や対決に参加する頻度の多さ
究極のメニューvs至高のメニューの大事な料理対決のシーン、大きな商談の場面。
かなりの確率で富井副部長が参加していることがわかる。
上司だから当然といえばそうかもしれないが、まったく不要なキャラならそもそも参加することはできないはずだ。
そう考えると、それなりの結果を出していて会社として必要なピースとして認められているのだろう。
もっといえば、重宝され外せないメンバーとして地位を確立できているのかもしれない。
やはり凄い、凄すぎるぞ富井副部長。
まとめ
アニメ美味しんぼのカリスマキャラである富井副部長について解説しました。
きっと富井副部長の魅力や素晴らしさを存分にご理解いただけたかと思います。
ファンからするとスピンオフ作品を期待してしまいます。アニメでもマンガでも実現してくれたら本当にうれしいかぎりです。
でも、美味しんぼには海原雄山など素晴らしいキャラがたくさんいる。
うん、もう一度視聴してみます。
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